不妊治療に関する国会勉強会に参加

やながせ裕文参議院議員のお取り計らいにより、「不妊治療 に関する国会勉強会」に参加させていただきました。当事者だったことを公表されている、野田聖子代議士が呼びかけ人です。

驚くほど多くの国会議員が参加されていました。また男性が中心でした。
国会議員自体男性が多い、というのはあるのでしょうが、問題意識を持つ議員が増えてきたこと、またこれまでは表に出してこなかった自身の不妊治療経験を、閉ざされた場とはいえ自分の口で語る国会議員が増えてきたことは、長くこの問題に取り組まれてきた関係者にとって、感慨深いものだったように思います。

経産省をはじめ、数多くの大臣職を歴任されてきたある衆議院議員、娘さんの不妊治療を経済的にバックアップされていたということで、こんなにもお金が掛かるのかと感じたとのこと。

そして「不妊治療は無償化しても、少子化の対策コストとしては安いくらい」とまで言って下さり、感動。

質問に対応するために出席していた厚生労働省の課長、先日の総理答弁でも出てきて、私の過去記事にもあるいつも通りの答弁を繰り返しつつも、最後は「(元大臣)からもご意見をいただいたので、(補助制度について)改めて検討していく」とコメントしていました。大物政治家が意見してくれたことで、ついに厚労省も動くのか・・・?

また不妊治療に関する諸制度が整備されていない現状を踏まえ、超党派での議員立法で、高度生殖補助医療に関する基本法的なものを提出したいという話も出ていました。

不妊治療に関する環境が劇的に変わる、歴史的な瞬間に立ち会えたのかもしれません。当事者の支えになる制度が完成するところまで、弛むことなく取り組んでいきたいと思いを新たにしています。