2023杉並区議会議員選挙の振り返り

ようやく選挙事務が一段落したところで、区議会議員選挙の振り返りを記したいと思います。

今回の杉並区議会議員選挙では、立候補者69人のうちの8番目、4,626票余りの投票をいただきました。(松本候補が2名いるため、按分票として小数点以下があるため、余りとしています)

*上記ツイートで27人が女性と記載していますが、正しくは24人でした。失礼いたしました。

4年前は70人中の34番目、2,735票余りでした。「魔の2期目」と呼ばれる難しいタイミングの選挙でしたが、維新の党勢拡大、私自身の1期4年間の取組に一定のご評価をいただいたものと、心から感謝しています。ありがとうございました。

もっとも、開票日の前日、YouTubeライブで即日開票の自治体の開票速報をしていましたが、維新の仲間が各地でトップ当選していたのを見て、これはまさか私も!と思ったことは正直に記しておきたいと思います。笑

鈴木ちづるさんは5,167票で6番目、2人合計で9,793票ということで、維新としては4年前から3.58倍のご期待を賜りました。杉並区の維新は区割り(候補者ごとに活動する区域を分けること)を厳密に運用していて、政治活動期間中から選挙期間中まで、応援弁士が来てくれる時以外はずっと地域の重なりがないように活動してきましたが、その結果得票も同等といえる水準になったかと思っています。無党派層の方々に投票していただく維新のような政党では「票割り」は無理だ、というのが定説ですが、きちんと区割りを守って活動することの意義が示せたかと思います。

今回の選挙では、子育てしながらできる限界まで活動量を上げました。妻には大変な負担を、子どもたちにも迷惑を掛けましたが、「自分がどこまで行けるのか」、業界用語を使っていえば「松本みつひろというタマでどこまで伸ばせるのか」ということを自分の中で知りたいと思いました。
同時に、限られた時間の中で最大効率の活動を目指し、政治活動は2022年7月から週3回、2023年1月からは平日毎日、朝駅頭にフォーカスして活動を行いました。子どもに手を取られる時間帯と重なる夜の駅頭は3月に入ってからですが、今の生活の中から極限まで時間を切り出し、心の底から「負けて悔いなし」と思える活動ができました。

一方で、得票結果を受けて、活動の中で改善すべきだったな、と今感じていることも書いておこうと思います。

・「ささやき選挙カー」ですが、肌感覚としては失敗でした。走行中にコミュニケーションを取ってお話しした方皆さんから「音が出ていませんよ」と言われてしまう始末で、55デシベルにこだわったのはやりすぎました。ささやき選挙カーと名乗れる範囲で、音量については再度試行する必要があると感じています。他の候補者の得票を見ていても、やっぱり大きな音を出している人が多くの票を得ている、という状況は今回の選挙では変わらなかったな、と振り返って感じています。
・ささやき選挙カーの狙いを、住宅街で大きな音を出さないとしたことを踏まえ、スポット演説も今回は行いませんでしたが、これも失敗だったなと感じています。ノー選挙カーの方々もスポットはやっていますね。
・上記の「松本みつひろというタマを試す」狙いや票割りの意図もあって、現職の維新議員の私としては広告物などで維新色を極力薄めて闘いましたが、これが最大の失敗でした。現職といえども、維新の候補者であることはもっと明確に打ち出す必要がありました。
・最大の反省点がチームを作り切れなかったことです。今回、候補者の私自身が選対本部長、広報局長、遊説局長、事務局長などの役割を全て担いました。数々の選挙の経験から、それでも何とか回せましたが、仕切りが雑だと指摘されたこともありました。友達を仲間に、そしてチームの一員として活動してもらう上で、私に足りなかったものを、これから見つめ直していきたいと思います。

地域を回りながら、多くの皆さんに祝福をいただき、本当に嬉しいです。
新生議会での公務もこれから始まってきますし、この先の選挙に向けて振り返りを進めながら、政治活動も進化を続けていきます。