政策について④保育園と地域で子育て
こんばんは。松本みつひろです。
3週間後の日曜日は、杉並区議会議員選挙の投票日です。
他の候補者も、次第に活動が活発化してきました。
私もたゆまず皆様にご挨拶、お訴えを続けてまいります。
そして明日から新年度。大人の会社だけでなく、明日から慣らし保育デビューというお子さんもたくさんいますね。
第一希望の保育園に入れた人もいれば、現実的に通える範囲の保育園が全てダメで待機児童化したご家庭も。
私も来年度は保活の当事者になります。保育園について、そして「地域で子育て」について。
現在の杉並区のルールでは、0歳児から保育園に入れるのが、我が子を待機児童にしないための最良の方策。
1歳までは家で育てたいけれど、1歳児で待機児童になっては困る、という理由で、
まだ手放したくない子どもを預けているケースが存在していますが、
0歳児は1歳児の2倍、保育士さんの人手がかかります。
仕事の都合で、また意図があって0歳児から保育園に預け復職する、
という世帯のための0歳児保育ではなく、制度の事情で0歳児保育を増やしているのは、
なり手不足の保育士さんのリソースを考えれば、実に非合理的だと考えます。
0歳児から保育園に預けるか、1歳児からかなのを、パパママの意向で選択できる制度設計を行います。
そのためにはやはりもう少し、保育園と保育の枠を増やす必要はある、と考えています。
ただし、需要が一服し、供給過多になる時への備えも同時に始める時期です。
杉並区は二年度連続で待機児童0を達成した、ということになりました。
一方で上述のように、待機児童になってしまったと怒り心頭の友人がいます。
このずれは、保育の総枠>保育を希望する児童数で待機児童0と捉える杉並区側と、
通わせられる地区に保育園の空きがない世帯との認識のずれのようです。
つまり、地区によっては既に需要を上回る供給がされています。
そのような状況を鑑み、これから作る保育園は、老人ホームやデイサービス拠点に転用しやすいよう、保育園の設置基準を見直したり、
保育園の建物自体が高度利用されるように促進することによって、低層部分が保育園、上層が特養という建物を作っていくことも検討していきます。
現在も、低層部分が保育園で、上層が分譲マンションという建物が、杉並区に限らず続々と作られています。
子どもとお年寄りが近い空間で交流することで、お年寄りの知識や経験が、
子どもの教育にいい影響を与える。そんなことも期待できそうです。
遠くの親戚より近くの他人、ではありませんが、近所に住むお年寄りと子どもが
自然にコミュニケーションを取る環境を作ることができれば、子どもが起点となって
親世代と地域のお年寄り世代の交流が生まれ、困った時に助け合う関係が作れるのではないでしょうか。
杉並区が決められる範囲でルールを最適化し、「地域で子育て」の仕掛けを作っていきます。