性交同意年齢引き上げ議論に関する私の見解

関東若手議員の会 性教育・不妊治療プロジェクトで2度講師を務めていただいた、NPO法人ピルコンの染矢理事長のツイートをきっかけに、Twitter上で議論させていただきました。
重要なテーマなので、記録としてこちらにも記事を残しておきます。

とても重要な問題であり、誤解なく適切に伝わるようにと投稿したところ、私の投稿はいちいち長文になってしまったので、染矢さんの投稿はTweetの引用、私は本文で記録していきます。

若手議員の会の勉強会で講師を務めていただき、ありがとうございました。性交同意年齢の引き上げですが、13歳から16歳に引き上げても、残念ながら性暴力や望まない妊娠はあまり減らせないのではと考えています。なぜなら日本の子どもは16歳になっても包括的性教育を受けることができないからです。

包括的性教育が公教育の中で実施され、自分のSRHRを自律的に考えることができるようになり、その上で性交同意ができる、というのがあるべき形ではないでしょうか。 義務教育課程で包括的性教育を完了するので16歳、ということであればわかりますが、韓国やフィリピン等にあわせて性交同意年齢だけを引き上げても、日本の現状が大きく変わることはないでしょう。ここまでは染矢さんも同じだと思います。 私としては、自分自身の性と生殖に関する健康と権利を学ぶ機会を少しでも早く提供する、たとえば小学校の学習指導要領に盛り込むことができるのであれば、性交同意年齢は13歳でもよいと考えます。

自由には責任が伴いますが、責任を取るために必要な教育があります。適切な性教育を行った上で、SRHRに則った自己決定をする自由を、できる限り広く認めていくべきではないかと考えています。一方で小学校の学習時程に包括的性教育を盛り込むのは時間的に困難であることもわかってきています。その検討の経過をたどった上で、包括的性教育を中学3年生までに行うこととセットになるのであれば、性交同意年齢は16歳に引き上げる必要があります。

上記がイコール維新の考えとは申しませんが、「16歳に」と問われて○で返せないのは、こういった方向性の議論を真剣にしているからです。最後に性交同意年齢に関する参院選マニフェストを記載しておきます。
o-ishin.jp/sangiin2022/ma
333 性的虐待から子どもたちを守るため、 13歳となっている性的同意年齢の引き上げや構成要件の見直しなど、性被害の実態に即した刑法改正を検討します。

引き続き情報交換いただけますと幸いです。

導入は学年のことでよろしいでしょうか。大阪市立生野南小学校の性・生教育は大阪維新の議員もたびたび参加させていただいているみたいですが、小学校1年生からプライベートゾーンについて取り上げ、全学年で発達段階にあわせた授業をしているそうです。これが一つの目指す世界だと思います。

長い連ツイで恐縮でしたが、13歳が妥当だとは思っていないし書いていないですよ。100年前から根拠のまるでない13歳が維持されていて、でも16歳も他国と一緒以外の根拠に欠けると考えています。妥当な性的同意年齢は、一定水準の性教育が行われた時点ということしかないと私は思います。

12歳までに性教育が完了し、性と生殖に関する自己決定が行えるようになるのであれば13歳、15歳までに完了なら16歳が性的同意年齢として妥当だと考えます。

釈迦に説法かと思いますが、学習指導要領の改訂自体が10年に1回「くらい」という状況で、直近が2017年度改訂なので…でも一年でも早く改訂時期を引き寄せて、大阪市会の意見書に明記されている点などを実現していきたいと考えています。 city.osaka.lg.jp/shikai/page/00

包括的性教育は12歳では完了しない、という点については、私の中ではまだ検証しきれていませんが、ご知見がありましたら詳細を教えて下さい(嫌味とかではなく本当にわかっていません)。 性的搾取から子どもを守るべきなのはその通りで、その点は完全に合致していると思います。

ただ、16歳ありきで考えていないのは、責任が取れる前提において最大限の自由を認めるべき、という思いがあるからです。15歳まで性的同意が法的にできないことにするのは、性的自由の搾取ではないか、という問題意識です。 とはいえ、現状は性教育がほぼ行われていないために性的搾取等の性被害が多く発生しており、性被害の現状と性的自由の比較衡量において、性被害を抑制することが優先されるという考えが多数派であることは理解はしています。性教育の拡充に否定的な同僚議員とこの件を議論した時にも、「しんどい道を行こうとしてるねぇ」と同情されました。

少し話は戻りますが、学習指導要領を変えて公教育における包括的性教育という道筋を描いてはいるのですが、この進め方が迂遠というか、時間がかかるよね、という話は辻さんからもいただいていて、その通りだと思っています。すぐにでも解決したいこの問題について、ピルコンさんのコンテンツを活用した家庭内の性教育や、PTA主催の出前授業などによる性教育はもっと広げていきたいテーマだと思っています。

いずれにせよ、SRHRの増進に維新は真剣です。今回私から話しかけてしまいましたが、党内には他にも性教育に熱意をもって取り組んでいる議員も多数おりますので、ご期待いただきたく思っています。

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