10月30日 全員協議会での質問

「みどり豊かな 住まいのみやこ」を実現するための具体的な道筋として、令和4年に策定された6つの計画

・杉並区総合計画

・杉並区実行計画

・杉並区区政経営改革推進計画

・杉並区協働推進計画

・杉並区デジタル化推進計画

・杉並区区立施設再編整備計画(→区立施設マネジメント計画に改称)

について、3年ごとの見直しが予定されていましたが、この間の社会経済環境の変化への対応や、区長公約において示された取り組みの実現、区民参画に基づく対話協調型区政の更なる推進のためということで、1年前倒しで改定することになりました。

本日10月31日から広報すぎなみ特別号の全戸配布と、パブリックコメントの受付が開始されますが、それに先立ち全議員に説明し質疑を行う場として、「全員協議会」が開かれました。

6つの計画に対し持ち時間が5分ということで、普段から早口な私が全力で早く読んだ質問の全文を、以下に掲載します。

質疑を通じて、荻窪4丁目と荻窪2,3丁目の間(荻外荘通り)の無電柱化が計画決定、来年度からベビーシッター利用支援事業の杉並区での活用開始や校内別室指導支援事業の開始、保育所等利用申し込みのオンライン面談導入などがいいニュースとして出ていました。それ以外にも、本庁舎改築基金の早期設置や、学童クラブのおやつを取り上げた判断はともかく、私費会計の公会計化が計画に盛り込まれています。

施策の見直しで「人権を尊重する地域社会の醸成」が追加されましたが、この施策を追加した意図は何か、現状の杉並区について、人権を尊重する地域社会になっていないという問題意識を持っているのか、答弁を求めます。

区道第2131号路線、いわゆる荻外荘通りの無電柱化が計画化されました。当該路線は杉並区無電柱化推進方針の中で整備効果の高い路線として選定された4路線の一つであり、現在事業進行中の2096-1号線に続き、無電柱化推進方針に沿った着実な取組と評価しています。また、2路線続けて荻窪駅南口エリアでの無電柱化推進ということで、地元の議員としても嬉しく思っているところです。推進方針に示された高南通り、西荻窪北口商店街通りに先立ち、荻外荘通りを計画化した理由について、伺います。

「多様なニーズに対応した保育サービスの推進」に、ベビーシッター利用支援事業が来年度から実施とあります。この事業は初当選した令和元年から継続して区に提案してきたものですが、区はこれまで一貫して、待機児童ゼロの状況が継続できているため事業の必要性を認めない、都の10分の10補助でも必要性のない事業は行わないという考えを堅持してきました。サンセット方式での同事業実施についても提案しましたが、補助金のあり方検討の中で参考にするといった答弁にとどまっていたため、計画事業に位置付けられたことに率直に驚いています。ベビーシッター利用支援事業について、この間都も拡充を続けていますが、区で取り組む具体的な内容をお示しください。

校内別室指導支援事業が、来年度から実施とあります。先の第三回定例会では、校内の居場所「サポートルーム」の設置を求める陳情を趣旨採択としています。文教委員会で行われた陳情審査の中では、人材や場所の確保が課題と答弁があり、そういった事情を斟酌して委員会が趣旨採択としたものと理解しています。校内別室指導支援事業の計画化に至る検討の経過と、文教委員会が開催された9月22日の時点で、どういった検討ステータスにあったのか、答弁を求めます。

区政経営改革推進計画では、柔軟で効率的な働き方の推進が掲げられ、これ自体は評価しています。コロナ禍で培われたこと、たとえば少しでも体調がすぐれない時は無理せず休むという対応は今後も継続するのか、また子どもや同居高齢者をはじめとした、家族の体調不良について、制度面での配慮を検討するか伺います。

協働推進計画では、新たな協働を推進するために職員の意識啓発が掲げられています。まちに出てアナログ対応する際のコミュニケーション能力を磨くような研修も予定されているか、伺います。公民連携が、声の大きな団体や、活発に動いている個人だけでなく、こども達も含む多様な主体と取り組むことが重要と考える立場から、対面で小さな気持ちをすくい上げていく活動が行われることを期待するものです。

デジタル化推進計画について伺います。オープンデータについて、この間の取組における成果をどのように捉えているか確認するとともに、今年の第1回定例会の私の一般質問に答弁があったような、オープンデータを活用し、区民や企業等にとって新たなビジネスチャンスが生まれるといった事例は創出されているか、その活用促進の取組として具体的にどのようなことを行っているか、の3点伺います。

保育所等利用申し込みにかかるオンライン面談導入を評価します。他の相談・面談事業におけるオンライン面談の導入予定について、現時点の見解を確認します。

14ページに記載がある情報リーダーについて、選任された職員に待遇面でのメリットは付与されているのか、確認します。

施設マネジメント計画では、区立保育園の建替えにあたって、諸室を現行基準にあわせることで園庭が狭くなるなどの困難について記載がありますが、定員を減らすのがもっともシンプルな対策ではないかと思います。見解を伺います。

旧杉並中継所跡地活用については、第2回定例会の一般質問で、「有効活用の方法を模索している間は有効活用されていないという視点に立ち、時間軸を持って検討し、意思決定することは重要」と申し上げましたが、令和7年度までに平時の活用方針を決定と記載されました。令和7年度までに方針決定とした理由を伺います。

(再質問)

ベビーシッター利用支援事業のうち一時預かり対応について、対象児童が拡充されています。学童クラブ待機児童対策計画を策定した区市町村は小学3年生までが対象となっており、学童クラブ待機児童対策にも資する事業となっています。施策20によると、区の学童クラブ待機児童数は令和8年度80人、令和12年度0人を目標値として設定していますが、こういった手法を用いて前倒しで学童クラブ待機児童0を目指す考えはないのか、伺います。